
【安田記念2023予想】好走するための条件はデータで浮き彫りに!推奨馬は超必見!
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【安田記念】重賞攻略ガイド
【平井雄二のレース展望】
マイル路線はまだまだ混戦模様
昨年の覇者ソングライン、マイルCSを制したセリフォスに加え、マイラーズCを勝利したシュネルマイスター、ヴィクトリアマイルで健在をアピールしたソダシ、大阪杯を制したジャックドール、NHKマイルCを勝った3歳馬シャンパンカラーなどGⅠ馬が多数参戦予定。
さらにメンバーの大半が重賞勝ち馬で確たる主役は不在、かなり見応えのあるレースになるのは確かだろう。
すなわち、世間的には“混戦”であり馬券的には“難解”であるということでもある。
一般ファンは外れ馬券を買わされている!?
GⅠとなれば社台グループの存在が重要となるが、今年の安田記念でもメンバーの大半を占めている。
ジョッキーの乗替りひとつとっても様々な思惑が巡らされており、必ずしも継続騎乗する馬の勝負度合いや評価が高いとは限らない。
実際、「先約を優先しただけで、本当は○○○○に乗りたかった」との本音が漏れてくることは珍しくない話で、裏事情を知らない一般ファンが外れ馬券を買わされていることは、現在1番人気が7連敗中という事実が物語っている。
安田記念を攻略するためには『本物の関係者情報』が必要となるのだ。
1994年の創業以来、競馬関係者との信頼関係を築き上げているシンクタンクは、現在もレジェンドOBが情報ルートとして在籍し、業界最高峰の情報網を構築。トレセン内外を網羅できる情報力、レースやデータを分析するスタッフを揃え、馬券攻略するための万全の態勢が整っている。
【最終結論】はレース当日の天候、馬場などあらゆるファクターを考慮し、直前まで裏付けを取ってメンバー限定にてお伝えするので、お待ちいただきたい。
枠順
枠 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ナランフレグ | 牡7 | 58 | 丸田恭 | (美)宗像義 |
2 | メイケイエール | 牝5 | 56 | 池添謙 | (栗)武英智 |
3 | ジャックドール | 牡5 | 58 | 武豊 | (栗)藤岡健 |
4 | セリフォス | 牡4 | 58 | レーン | (栗)中内田 |
5 | ソダシ | 牝5 | 56 | 川田将 | (栗)須貝尚 |
6 | ダノンスコーピオン | 牡4 | 58 | M.デム | (栗)安田隆 |
7 | ガイアフォース | 牡4 | 58 | 西村淳 | (栗)杉山晴 |
8 | ドルチェモア | 牡3 | 54 | 坂井瑠 | (栗)須貝尚 |
9 | シャンパンカラー | 牡3 | 54 | 内田博 | (美)田中剛 |
10 | ソウルラッシュ | 牡5 | 58 | 松山弘 | (栗)池江泰 |
11 | イルーシヴパンサー | 牡5 | 58 | 岩田望 | (美)久保田 |
12 | ナミュール | 牝4 | 56 | 横山武 | (栗)高野友 |
13 | レッドモンレーヴ | 牡4 | 58 | 横山和 | (美)蛯名正 |
14 | シュネルマイスター | 牡5 | 58 | ルメー | (美)手塚貴 |
15 | マテンロウオリオン | 牡4 | 58 | 横山典 | (栗)昆貢 |
16 | カフェファラオ | 牡6 | 58 | 浜中俊 | (美)堀宣行 |
17 | ウインカーネリアン | 牡6 | 58 | 三浦皇 | (美)鹿戸雄 |
18 | ソングライン | 牝5 | 56 | 戸崎圭 | (美)林徹 |
過去10年の枠番別成績
枠 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 0-2-1-14 | 0.0% | 11.8% | 17.6% |
2枠 | 0-1-0-16 | 0.0% | 5.9% | 5.9% |
3枠 | 2-0-1-16 | 10.5% | 10.5% | 15.8% |
4枠 | 0-2-1-16 | 0.0% | 10.5% | 15.8% |
5枠 | 4-1-0-15 | 20.0% | 25.0% | 25.0% |
6枠 | 0-2-2-16 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
7枠 | 4-1-2-16 | 17.4% | 21.7% | 30.4% |
8枠 | 0-1-3-21 | 0.0% | 4.0% | 16.0% |
【データ班・三崎がズバッと攻略01】
東京マイル実績をとにかく重視する!
こんにちは!データ班の三崎です。
今週は5週連続の東京GⅠ最終戦、安田記念(GⅠ)を攻略していきます。
1番人気が現在7連敗中と不穏な流れが続いている一戦ですので、過去10年の人気と3連単配当を確認しておきましょう。
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 3連単 |
---|---|---|---|---|
2022年 | 4 | 2 | 8 | 64,140円 |
2021年 | 8 | 1 | 4 | 110,420円 |
2020年 | 3 | 1 | 2 | 11,240円 |
2019年 | 4 | 3 | 1 | 43,720円 |
2018年 | 9 | 5 | 1 | 63,280円 |
2017年 | 7 | 8 | 3 | 283,000円 |
2016年 | 8 | 1 | 6 | 153,560円 |
2015年 | 1 | 3 | 12 | 127,190円 |
2014年 | 1 | 16 | 10 | 373,470円 |
2013年 | 1 | 3 | 12 | 62,800円 |
1番人気は【3-3-2-2】複勝率80%と勝ち切れていないながらも3連複の軸には最適と言えそうな成績を残しています。ただ、アーモンドアイ(3着、2着)やグランアレグリア(2着)でも人気に応えられなかったようになかなかハードな立ち位置です。
2016年以降は2桁人気馬の激走は起こっていません。ただ、7~9番人気あたりの伏兵馬が虎視眈々と一発を狙っており、ヒモ荒れの警戒は必要です。
2022年は前走高松宮記念で15着に敗れていたサリオス(8番人気)が3着、2021年は前走天皇賞秋で12着に敗れていたダノンキングリー(8番人気)が1着。人気を落とした実績馬の巻き返しにも注意したいですね。
頂上決戦におけるコース実績の重要性
過去10年で馬券になった馬が戦前までにどのコースの重賞で勝利を挙げていたのか確認していきます。
レース名横の数字は該当馬の数。
1位…東京芝1600m 12頭
安田記念④、NHKマイルC③、東京新聞杯③、ヴィクトリアマイル②、富士S②、サウジRC②
2位…京都芝1600m 6頭
マイルCS②、マイラーズC②、京都金杯①、シンザン記念①、デイリー杯2歳S①
2位…東京芝1800m 6頭
毎日王冠④、共同通信杯②、エプソムC①
4位…阪神芝1600m 4頭
桜花賞②、マイルCS①、朝日杯FS①、アーリントンC①
以下、3頭…中山芝1800m、中山芝1600m、東京芝1400m、中山芝1200m
こうして見比べてみると、やはり同コースである東京芝1600mの重賞勝ち馬の好走が目立っています。
アーモンドアイ
└ヴィクトリアマイル
アエロリット
└NHKマイルC
インディチャンプ
└東京新聞杯、安田記念
ヴァンセンヌ
└東京新聞杯
クラレント
└富士S、東京新聞杯
グランアレグリア
└サウジRC、安田記念、ヴィクトリアマイル
グランプリボス
└NHKマイルC
サリオス
└サウジRC
シュネルマイスター
└NHKマイルC
ソングライン
└富士S
モーリス
└安田記念
ロゴタイプ
└安田記念
安田記念は、序盤から淀みのない流れになりやすく、尚且つ525.9mの長い直線で瞬発力と馬力を競い合うタフなレースです。同じコースの重賞、GⅠで勝利している実績が非常に頼もしいです。
上記一覧の中に“安田記念”の名前が多いことから察することができますが、リピーターが多いのもそのためです。タフなレースで実際に好走しているという裏付けがあるわけですからね。
グランアレグリア
【1-1-0-0】1着→2着
モーリス
【1-1-0-0】1着→2着
ロゴタイプ
【1-1-0-0】1着→2着
インディチャンプ
【1-0-1-1】1着→3着→4着
アエロリット
【0-2-0-0】2着→2着
アーモンドアイ
【0-1-1-0】3着→2着
シュネルマイスター
【0-1-1-0】3着→2着
ショウナンマイティ
【0-1-1-0】2着→3着

ソングライン(牝5)
戸崎圭太騎手・林徹厩舎
東京芝1600mの重賞は安田記念1着、ヴィクトリアマイル1着、富士S1着、NHKマイルC2着というメンバー随一の実績を持つソングラインを前走に続き推奨します。
その前走は、スタートを決めるとソダシとスターズオンアースに離されないように本来よりもやや前目の位置を取りに行きました。
良馬場発表でも前日やレース中に雨が降っていたコンディション。馬場の緩い内目を通りながらも、追い出しをギリギリまで待ち、最後まで力強く伸びて差し切り勝ち。レースを通して全体的にレベルアップ、パワーアップを感じさせる好内容でした。
昨年のヴィクトリアマイルは、1枠2番から内に殺到してくる馬たちの影響で位置を下げ、3コーナーでも躓くロスがありました。それでも最後まで諦めずに追われていて、前残り決着の2着とタイム差なしの5着まで追い上げています。
着順は違えど、昨年と同じくらい(と思われる)の消耗度でココに臨めるのではないでしょうか。陣営としても一度経験している臨戦過程ならば調整しやすいはず。
前走でソダシ、一年前とはいえシュネルマイスター、セリフォスといったライバル馬たちに先着している実績があり、マイル参入のジャックドールや3歳世代を交えたとしても好勝負が期待できます。
1992~1993年のヤマニンゼファー、2008~2009年のウオッカに続く連覇達成も夢ではないでしょう。
【データ班・三崎がズバッと攻略02】
関東馬優勢の流れは軽視できない!
今回は、条件を1つ絞りながら推奨馬選びを進めていきます。
敢えて牝馬を省きます。過去5年で馬券になっている牝馬は関東馬【2-4-1-2】、関西馬【0-0-0-4】という内わけで、前走ヴィクトリアマイル組も関東馬【1-4-0-2】、関西馬【0-0-0-3】となっています。
水曜更新の【ズバッと攻略01】では、唯一の関東牝馬ソングラインを推奨しているため、それなら丸ごと省いても変わらないだろうという考えです。
関東馬の好走率は見逃せない!
一方で、牡・せん馬は関東と関西で差は出ているのでしょうか。(過去5年)
所属 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
関東馬 | 1-1-2-15 | 5.3% | 10.5% | 21.1% |
関西馬 | 2-0-2-41 | 4.4% | 4.4% | 8.9% |
馬券圏内の数は共に“4”ですが、率で見てみると出走頭数の少ない関東馬に分があります。
【関東馬】
22年2着シュネルマイスター(2人気)
22年3着サリオス (8人気)
21年1着ダノンキングリー (8人気)
21年3着シュネルマイスター(4人気)
【関西馬】
20年3着インディチャンプ (2人気)
19年1着インディチャンプ (4人気)
18年1着モズアスコット (9人気)
18年3着スワーヴリチャード(1人気)
牡馬&牝馬合わせて好成績を残している関東馬。
安田記念が行われる時期は、短距離馬・マイラー・中距離馬の目線で見ても上半期最後の大一番。長距離寄りの馬ならまだ宝塚記念が残っています。
大一番に向けて目一杯に仕上げてくる上で、長距離輸送や春競馬の連戦の疲労が少しでも軽減される関東馬に地の利があると考えられます。
参考に、近年の1~5月・芝重賞の東西別成績を載せておきます。
1~5月 | 関東馬 | 関西馬 |
---|---|---|
2023年 | 22-15-19-257 | 31-38-34-379 |
2022年 | 18-22-16-249 | 35-31-37-393 |
2021年 | 21-20-20-254 | 33-32-33-395 |
2020年 | 20-20-24-229 | 33-33-29-381 |
2019年 | 16-18-16-220 | 38-34-37-371 |
馬券圏内の数も出走頭数も明らかに関西馬が優勢です。それだけに、関東馬にとって安田記念は、互角以上の成績を残せている好相性レースと言えます。
好走するなら差し・追い込み!
続いて、基本的なことですが、好走馬の脚質傾向を見ていきます。(過去5年)
上が全体成績、下が牡・せん馬の成績です。
全体 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 0-1-0- 4 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
先行 | 0-1-0-15 | 0.0% | 6.3% | 6.3% |
差し | 4-1-5-23 | 12.1% | 15.2% | 30.3% |
追込 | 1-2-0-21 | 4.2% | 12.5% | 12.5% |
牡・せ | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 0-0-0- 4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
先行 | 0-0-0-13 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
差し | 2-1-4-20 | 7.4% | 11.1% | 25.9% |
追込 | 1-0-0-20 | 4.8% | 4.8% | 4.8% |
近年の安田記念では逃げ・先行馬が苦戦傾向。逃げの2着、先行の2着はいずれも牝馬アエロリットによるものです。
現役屈指の切れ味を持つ馬が集結する一戦では、525.9mの直線勝負において、逃げ・先行馬が作るセーフティーリードは“あってないようなもの”。差し・追い込みタイプ優勢と見ます。
雨予報が出ている今年は、逃げ・先行馬からすると馬場が渋って有力馬の切れ味が少しでも削がれることを祈るしかないでしょう。

シュネルマイスター(牡5)
C.ルメール騎手・手塚貴久厩舎
NHKマイルC1着、21年安田記念3着、22年安田記念2着と東京マイル実績、能力ともにハイレベル。関東馬で差し馬のシュネルマイスターを推奨します。
58キロを背負って東京マイルGⅠで好走している実績は他のライバルたちは持ち合わせていません。
昨秋はスプリンターズSで9着→マイルCSで5着→香港マイルで9着といいところを見せられずに終わり、今年初戦の中山記念は直線で最内を突くも他馬と接触して伸び切れず。
苦しい時期が続きましたが、栗東滞在で入念に仕上げてきた前走のマイラーズCでは、京都開幕週のパンパン馬場、ややスローのペースで他の馬も速い上がりを使う中、大外から抜群の切れ味で差し切り。久々にこの馬らしい走りを見せました。
そして、春の大目標に据えていた今回。21年はNHKマイルCから中3週、22年はドバイターフからの帰国初戦だった過去を振り返ると、臨戦過程の順調度なら一番と言えるでしょう。馬場が比較的いい外目に持ち出せば、末脚全開で勝ち負けに加わってくるはずです。


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